今日も陽気にアレグロ技研

allegorgikenの気が向いた時の日記です

July tech festa 2019 に遊びに行った

前書き

完全にブログとしての文脈を無視して記事を書き始めます。2011年までの活動は多分ツイッターに書いているので、興味のある方はそちらをご覧くださいませ。

July tech festa 2019

2019/08 末の builderscon ぶりに東京に行ったのは「July tech festa」というカンファレンスのため。技術がテーマでもあるけど「エンジニア文化」にフォーカスされていて今の自分にはとても興味深いテーマのセッションが多かったのです。前日入りしてたんですが、旧友と飲み交わした影響で意識が飛んでいたので2つめのセッションから参加していました。私用のためティーパーティーは参加せずに帰りましたが、イベントの懇親会で「ティーパーティ」というのはなんだかお洒落というか、かわいい。お酒を前提にしないのは優しさだと思う。

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会場の渡り廊下?にて、とても天気が良かったです

 

トータルの感想ですが、すごく良かった(小並感)です。

イベントに行くと何かやるぞという気持ちになるし、今回聞いたセッションはそういう色が濃いものを選んだはず。熱量をたくさん感じたと思う。今自分ができそうだけどしていないことが多くあるなぁという気付けたし、今自分がやってることでもアウトプットすると十分な価値がある情報では?などと思ったので腰を軽くしてアウトプットしていこうという気持ちです。

聞いたセッションたち

以下の通りでした。今回は特定の技術にフォーカスしたセッションを選ばなかったという意図が滲み出る感じだと思います。

スライドは公開されたりされてなかったり。スライドURLをたくさんまとめてくれているブログ記事がすぐに上がってきてたのですごい。

個別の感想もまとめてみる

A02: 心理的安全なチームづくり ~リーダーシップとしての心理的柔軟性とは

親の子守唄より聞く機会があるかもしれない心理的安全ですが「心理的柔軟性」という単語はあまり聞き慣れていないものでした。そこはあまり深掘りできてないので一旦おいておく。

心理的安全はあくまでチームが進んで学習するようになるための土台であって、学習しないのであればあまり価値がないよね、っていうまではあるあるあるなのでここは意識していきたい。でも日頃の活動に学習をうまく組み込むのって余裕が要るよなーとか頭の中がぐるぐるしました。

スライドは参加者向けに届いたアンケートに答えると見せてくれる。らしい。


B10: Connected Carに向けた、トヨタの現場の取り組み ~働き方の変革から、OSS活動まで~

トヨタさんてこういう場での登壇もするんだ、という好奇心から。

トヨタの生産方式といえば「カンバン」であまりに有名ですが、トヨタのIT部署でこれまでやってきたスタイルはそのイメージとは程遠いものだったらしいです。今はアジャイル?な方向に転換していて、そのために調べ物をすると「トヨタの生産方式」に回帰してくるという話はメタっぽくて面白かったです。

タイトルで触れられているOSS活動ですが、Connected Car の前提として例えば 5G が必要なので 5G のコンソーシアム的なものに関与していくとか、P4(プログラマブルなネットワークスイッチを扱う言語?) のユーザ会に参加していくといったイメージらしくてスケールの違いを感じました。


D20: 開発組織とリモートワーク

Misocaを作った方のセッションでした。Misocaは使ったことがあって、なおかつリモート前提でエンジニア求人を検索すると必ず出てくるイメージがあります。

今の会社はリモートワーク前提で、他の会社はどうしてるかなーという気持ちで聞きました。セッションの内容と自分の環境はかなり似たり寄ったりで、案外うちもうまく回している方なのかもーと思いました。映像配信用マシンと作業マシンを分けているのと、ヤマハのマイクはめちゃ優秀ということは大きな学びでした。

リモートを前提にすると会議の効果がとても下がるので、ここはとにかく人数を減らすことを念頭に置いているっぽかったです。わかる。「この会議次から参加しなくていっすか」のムーブしたい。


D30: 「エンジニア像」を言語化し文化の礎を築く

「カルチャーを示すフレーズ」を持ってる会社はたくさんあると思うんですが「プロであれ!」みたいなのって結構アバウトだし、メンタルに向けてるものが多そうなイメージあります。このセッションではハートビーツさんで共有している「エンジニア倫理規定」を作るまでの背景・過程と今の運用などを聞きました。

リンクを貼っている通りこの倫理規定文書は公開されていて、セッションでも一部ピックアップという形の説明でした。フォーカスしているのは技術者としての「個の能力」で、ブログ記事を見る限りでも個の能力水準をあげるためにかなりの力を割いていることが見て取れます。

現職でも評価制度の一貫でフォーマットだけは類似したものがありますがエンジニア色が薄く大事なところが曖昧だったりしてあまり気に入っていません(私事)。このセッションで触れられた資料はじっくり見て自分の能力を客観的に見直してみたいと思います。


B40: エンジニアはアウトプットによって成長できるのか?

スライドのデザイン自体が「プレゼンする側の画面」のデザインになってて「モード間違えてはるんやろなぁ・・」って思ってしまってた。

アウトプットだけで成長するわけではなくて「インプット→記憶→処理→アウトプット」の一連があるし、インプットの部分一つとってもヒトがインプットするまでの神経の動きが・・ といった深掘りっぷりがすごかったです(小並感)

自分はインプットの時間がかなり大きい人生をやってるんですが、記憶以降の能力がだいぶ鈍っているこを確信したので日々鍛えていく気持ちです。

今晩中に感想をアウトプットするぞ!ってツイートしたけど翌日の晩になっている。そういうとこやぞ。あとアウトプットってtypeすると高確率でアウチプットになるので鍛錬が足りない。


A01: LINEのEngineer Culture

オンザエッヂ、livedoor、NHN、Line と会社が変わってその渦の中にいて感じたことが深々と話されていました。Line は物理サーバや回線、オフィス、座席表システムとありとあらゆるものを内製にするという志向があるらしいです。何かしらのソフトウェアを内製するか、という話は少なくないと思いますがLINEの場合は内製してる範囲がとても広そうでいろいろなエキスパートがいそうで楽しそう。