今日も陽気にアレグロ技研

allegorgikenの気が向いた時の日記です

α33-55

本当にαのペリクルミラー(透過ミラー)機が発表されましたねー。
発売は9/10らしいです。


透過ミラーというのは、光を2つに分けるものと思ってよいようです。
つまるところ、今まではミラーを動かすことにより実現していた
ファインダー/センサー間への光の移動をミラーアップ無しに実現するわけですね。


しかし、今回発表されたカメラは光学ファインダーではなくEVF
この辺がなんともいえず微妙、という感じのスペックに思われそうですね。


では今回なぜ透過ミラーを採用したのかというと、レンズからの光を分けて
イメージセンサーとAF用センサーの両方に届けるための仕様だそうです。
今回のモデルからαAシステムでも動画撮影が可能になりますが、
動画撮影中でも位相差AFによる高速なAFが期待できるのがメリットですね。


ほかにもメリットといえばミラーの動きが無くなることにより、
連射性能、シャッタータイムラグの縮小などが期待できます。
透過ミラー機上位機種のα55は10枚/secの連射性能と、同価格帯では
他の追随を許さない数字ではないでしょうか。


今日のミラーレス機ではコントラストAF方式が主流になっていますが、
フォーサーズ、Eマウント共にレンズシステムを含めた設計であるため、
レンズによってはAFができなかったり、一部機能が使えなかったりということがあります。
その点、透過ミラー機では従来の位相差AFを使うことになるので、古いレンズでも
満足のいく動画撮影が行えるのでしょう。